第1回 Wilson編

「もうゴールデンスペックとは呼んでほしくない! ULTRAスペックと呼んでください!」第1回 アメアスポーツジャパン ウイルソン・ラケットスポーツ ブランドマネージャー “道場 滋” さん
「ULTRAいいね」と言ってもらえる、ネットプレーを制するための機能が満載!
 ウイルソンの顔といっても過言ではない道場氏は、商品の開発からプロモーション、また契約選手からの信頼も厚い、 ウイルソンテニスの事なら何でも分かる、まさにミスターウイルソン! そんな道場氏に、8月25日に発売する「ULTRA」シリーズについて、熱く語っていただきました。
Q. 今回のモデルは、メーカーとしては過去最高レベルでプロモーションをかけていく、という意気込みを伺いましたが、1番の特徴を教えていただけますでしょうか?
A. 今回は「黄金スペック」・「プラチナスペック」といった、マーケットにたくさん存在するスペックのラケットだったりする わけですが、その中でも差別化を図っていくために、「ULTRA」は“ネットプレー”でどうすればパフォーマンスがあげられるかを突き詰めたラケットになっています。
Q. では具体的に、どういった機能が備わっているのでしょうか?
A.
ネットプレーと言うところから紐解いていくわけですが、「相手との距離が半分!」→「距離が短い」→「ボールに力がある」=「面がブレないようにしたかった」。その為に、フレームのフェイス部分には「ハーフオクタゴン」という、多角形のフレーム形状にする事で、フェイス自体の安定性をあげましょうというモノで、これが一つ目のテクノロジー「ハーフオクタゴン」と呼んでいます。そしてスロート部分には、「パワーリブ」(リブとは肋骨の意)と言う、まさに肋骨が浮き出たような形状をシャフトの内側に採用することで、シャフトの剛性も高くなり、全体的に安定性が向上しています。そしてその結果、強いボールに打ち負けなくなるというわけです。
2つ目は、「ULTRA100」のみになりますが、「カウンターヴェイル」を搭載しました。つまり衝撃吸収性を高めよう、疲労を軽減させましょうという事です。 そしてすべてのモデルに搭載しているのが「クラッシュゾーン」で、フレームの6時の部分にパーツが埋め込まれています。このパーツは、ボールが当たるたびに「潰れて元に戻る」動きをします。よってストリングのたわみが大きくなり、3/1000秒と言われているボール接触時間が長くなり、その結果コントロール性能が高く、かつ伸びのあるボレーを打つことができます。
Q. 「ULTRA100」に搭載した「カウンターヴェイル」は、既に他のモデルに採用しているテクノロジーですが、効果としてそれなりの手応えを感じての、今回の採用という事でしょうか?
A. そうですねぇ、我々としては非常に自信を持っています。ただ打球感に関しては好みもありますので、あまり好きじゃないという方もいらっしゃいます。ですが10人中7~8人程度は、心地よさを感じ取っていただけるので、ここは我々としては強く推していきます。 今後発売してくモデルにも搭載していく予定で、選手からのリクエストが多いものですから、特に選手系のモデルには採用していく予定でいます。
Q. 逆に軽量スペックにあえてカウンターヴェイルを入れない理由はなんですか?
A.
厳密には「入れない」のではなく、「入れれない」というのが正直なところです。もともとカウンターヴェイルは比重の重い素材であり、280g以下のラケットには入れずらいという理由があります。ですが今回の「ULTRA」に関しては、「クラッシュゾーン」が柔らかさに寄与してくれているので、そういった意味では必要ないのではないかという見解も持っています。さらに、このカウンターヴェイルという素材は、長い時間プレーをして初めて「疲れない」、という効果が得れるという数値的な実証も出ているので、そういった意味でも競技者向けのモデルに搭載するのが、効果的だと考えています。
ボレーヤーは、フェイス面の下にスイートスポットを広げたラケットが使いたい!
Q. では、その「クラッシュゾーン」、ウイルソンとしては新しいテクノロジーですが、他社では似たテクノロジーで既に販売しているモデルもあると思います。他社との違いや今回スロート部分に搭載した理由、差別化のポイントなどあれば聞かせてください。
A. 当初は何処に搭載するかで、いろいろ協議がありました。最終的に残ったのが上と下となり、今回ネットプレーにフォーカスしたラケットという事もあり、ボレーヤーの方にいろいろヒアリングした結果、「スイートスポットを下に広げたラケットでプレーがしたい」という声が多く、リサーチからあえて上はクラッシュゾーンは無くしたというのが本当の理由です。ただ将来的には、上にも横にもいろいろ増えていくことも考えられます。今回のモデルに関しては、何度も申し上げている通り「ネットプレー」を強く意識しているという事もあって、スイートスポットを手前の方に!という事にしています。
ラケットの重さやバランスの設定は、ブラインドテストから!
Q. 「100L」・「100UL」に関して、それぞれ277g・バランス325mm、257g・バランス330mmという事で、特に重量に関してはかなり細かい設定になっていますが、これについては何か理由はありますか?
A.
これについては、2~3gの幅でプレテストを重ねた結果、一番良かったという事です。最近アメリカの方では、ユーザーの方を含めた「ブラインドテスト」を先に行ってから、スペックを決定していく事が多いものですから、今回のモデルに関しては、特にネットプレーという事を踏まえて、この数字に落ち着いてという事です。
Q. 「100UL」に関して、今までのラケットのイメージからすると、257gのラケットに対しバランス330mmという設定は、軽すぎるのでは?という見解を持っていますが、その辺はどうお考えでしょうか?
A. そうですねぇ、大人の方にこの3機種の中で回遊していただきたいというのもあるのですが、やはり我々としては「100UL」のターゲットはジュニア・非力な女性・初心者をイメージしており、あえて「軽く!」・「使いやすく!」をテーマとして考えています。
意外と「100UL」が高評価!
Q. つまりそれは、そのターゲットとするプレーヤーを想定したときに、それほど強いボールを打ち合うという想定ではなく、操作性や振りやすさにフォーカスしているという解釈でよろしいですか?
A.
そうですね!扱いやすさというところに重点を置いています。ただ今回、「シークレットDEMOツアー」で数百人に試打をしていただきましたが、ターゲットとしているプレーヤー以外の方からも支持していただく事が非常に多く、軽くて操作性は良いが、フレームはしっかりしているために、重さが無くてもしっかり返せるという点で、ネットプレーでのアドバンテージを感じていただけたようです。
Q. それでは最後に。 「ULTRAいいね」のキャッチコピーについて、道場さんの熱い思いを述べていただけますか?
A. 前作は「ULTRAはいる」でしたが、その時に「ULTRAは、いる」・・・ウルトラマンがそこに居るかのように、「ULTRAはいる」とおっしゃる方も多かったのですが、誤解を生むようなキャッチコピーというのは、逆に浸透した理由の一つではないかと思っていて、いろいろな施設に立っていると、「ULTRAはいる!はいる!」と言っていただけたりする訳ですが、それを更によくする為のキャッチコピーという事で、「入る!」「攻めれる!」「勝てる!」、やっぱり「いいね!」だよね!というところで、やっぱり皆さんに「ULTRAはいいね!」と言っていただきたく、このキャッチコピーを採用しました。
本日はありがとうございました! そうやって本当に使った方が、「ULTRAいいね!」と 言っていただけるような評価をいただけると「いいね!」
道場氏が、NEW ULTRAについて熱く語ってくれた、ムービーはコチラ! 併せてご覧ください。
Wilson NEW ULTRA
ULTRA 100 ULTRA 100L ULTRA 100UL
<番外編>
今回のキャッチコピーを採用するに当たり、 各都道府県の方言で「いいね!」を全部調べました(笑)沖縄では「いいね」→「じょうとう!」 大阪では「「いいね」→「ええんちゃいまっか!」 など、全て違ったそうです! ちなみに東京は「いいね!」だったそうです。 是非、皆さんも47都道府県の「いいね!」を調べてみてはいかがですか?

Related Projects